アメリカ育ちの日本人チェロ奏者で、ソリストとして参加した作品でグラミー賞受賞経験を持ち、米Forbes誌の「30 Under 30」に選出されるなど、多方面で活躍するエル・マツモトが、『Triveni』で、第67回グラミー賞「Best New Age, Ambient, Or Chant Album」にノミネートされた。過去に2度のグラミー賞受賞経験を持つ南アフリカ出身のフルート奏者・作曲家ワウター・ケラーマン、そしてグラミー賞ノミネートミュージシャン、グローバルビジネスリーダー、ヒューマニタリアンであるチャンドリカ・タンドンとともに制作したアルバム、『Triveni』は、さまざまなバックグラウンドを持つ3人のダイナミックなミュージシャン達が集まり、古来のマントラと、フルートとチェロの心地よい音色を融合した癒しの音楽体験を生み出した。彼らの目的は、文化的ルーツを探り、共通点を見つけ、さまざまな環境の架け橋となり、世界中に癒しの音楽体験を広めることにある、と語っている。
今回のグラミー賞ノミネートにあたって、コメントが到着した。
「私にとって音楽は、ただの音ではなく、私たちの目では見えない、細胞レベルで結びつける言語のような存在です。言葉を超えた周波数で共鳴し合う力が私たちにはあり、そのエネルギーを通して癒しと調和をもたらしたいという思いで活動を続けてきました。このノミネーションは、そうした想いだけでなく、これまで支えてくださったすべての方々への賛辞だと思っています。いつもそばで応援してくれる家族、共に歩んできた仲間、そして同じ「つながり」を感じてくださるリスナーの皆さんと共にこの道を歩めることに心から感謝しています。」エル・マツモト
「このグラミー賞のノミネートに心から感謝し、エルとチャンドリカのような素晴らしいアーティストたちとこの旅路を共有できることを光栄に思います。トリヴェニは、癒しと内省のための空間を作り、異なる文化が出会う場所を提供し、私たちを結びつける音楽の力を祝うために作られました。」ワウター・ケラーマン
そして、タンドンはこのアルバムの意義とそのメッセージについてこう語る。
「このアルバムは、癒しのための音楽という高い目的で結ばれた三つの芸術的な精神の真の融合です。特定のマントラは深い意味を持ち、私たちの内なる充実感を認識させてくれます。それは、私たちの理解を超えた振動を持つ古代の言葉です。このノミネートによって、より多くの人々が自らの癒しの力を体験することを可能にするでしょう。」チャンドリカ・タンドン
“3つの合流点”を意味する『Triveni』と名付けられた本アルバムは、150Hzという低い周波数を発することができ、治癒効果のある共鳴音を生み出すといわれているチェロ、最も古い楽器として知られるフルート(笛)、そして最も古い表現形式である人間の声によるマントラ、その3つが見事に調和した作品となっている。
さらに、このプロジェクトは、音楽による治癒効果の長期的な探求の始まりとなるという。ミュージシャン達が持つ才能と文化的洞察を融合させ、さらに、各分野の専門家である科学者たちの協力のもと、科学的根拠に基づいた音楽の治癒効果を活用し、その恩恵を世界と共有することを目指している。
【Best New Age, Ambient, Or Chant Albumノミネート作品】
『TRIVENI』WOUTER KELLERMAN, ERU MATSUMOTO, CHANDRIKA TANDON
『BREAK OF DAWN』RICKY KEJ
『VISIONS OF SOUNDS DE LUXE』CHRIS REDDING
『OPUS』RYUICHI SAKAMOTO
『CHAPTER II: HOW DARK IT IS BEFORE DAWN』ANOUSHKA SHANKAR
『WARRIORS OF LIGHT』RADHIKA VEKARIA
【作品情報】
アルバムタイトル:Triveni(トリヴェニ)
アーティスト:Wouter Kellerman, Eru Matsumoto, Chandrika Tandon
リリース日:2024年8月30日(金)
■配信リンク:https://linktr.ee/ERUMATSUMOTO
■「Pathway to Light」Music Video
〈Track List〉
1. Pathway to Light
2. Chant in A
3. Journey Within
4. Aether's Serenade
5. Ancient Moon
6. Open Sky (feat. Opium Moon)
7. Seeking Shakti
Wouter Kellerman (ワウター・ケラーマン): 世界を飛び回る南アフリカ出身のフルート奏者・作曲家。過去に2度グラミー賞を受賞。アルバム「Winds of Samsara」はワールドミュージックビルボードチャートで1位を獲得し、楽曲「Bayethe」は2023年最優秀グローバルミュージックパフォーマンス部門を受賞。南アフリカミュージックアワード(SAMAs)を9回受賞し、ベルリン、上海、デリー、シドニーなど世界各地で演奏する。ニューヨークのカーネギーホールでの公演は3度ソールドアウトし、FIFAサッカーワールドカップ閉会式では世界7億人の視聴者に向け演奏した。彼の音楽は文化やジャンルの架け橋となり、その温かさと熟練された技術で観客を魅了する。
Eru Matsumoto (エル・マツモト): アメリカ育ちの日本人チェロ奏者で、多方面で活躍するアーティスト、Eru Matsumoto。2021年、フォーブス誌の「30 UNDER 30(世界を変える30歳未満)」に選出。16歳でジュリアード音楽院に入学して以来、東京フィルハーモニー交響楽団と共にジョン・ウィリアムズの作品をソロ演奏するなど、多数の主要パフォーマンスを重ねキャリアを開花させ続けている。アデルやデミ・ロヴァートなどと共演し、2022年に参加したアルバムでグラミー賞を受賞。ロンドンにてTEDxトークや、ハーバード大学などの名門機関で講義を行ない、また、ハーバード大学のSTEAMの音楽監督およびコラボレーターを務める。2014年にドイツのViolin Assetsとスポンサー契約を結びイタリアクレモナのチェロ(1835年製)を譲り受ける。
Chandrika Tandon (チャンドリカ・タンドン): グラミー賞ノミネートミュージシャン、グローバルビジネスリーダー、ヒューマニタリアンであるチャンドリカ・タンドンの使命は、音楽と教育を通じて人々の幸福を高めることにある。彼女はこれまで5枚のアルバムにて、古代の癒しのヴェーダのチャントを用いり、インド音楽と西洋音楽を融合させてきた。ケネディセンター、リンカーンセンター、ヨーロッパとインドの世界文化フェスティバルでは何千人もの観客の前でパフォーマンスを行う。ニューヨーク大学とランゴーンヘルスの理事、ニューヨーク大学タンドン・スクール・オブ・エンジニアリングの理事長、リンカーンセンターの元役員である彼女は、CNBCのThe Brave Onesなどのメディアでも取り上げられる。チャンドリカは、彼女のリーダーシップの功績と、芸術と科学への貢献に対して数々の賞を受賞している。
■ERU MATSUOMOTO プロフィール
アメリカ育ちの日本人チェリスト、ERU MATSUMOTO(エル・マツモト)は、同世代の音楽家として世界をリードし、最も多才な一人として認められている。2021年には米Forbes誌の「30 Under 30」に選出された。現在はLAを中心に世界的な活躍を続けるアーティストであり、多くのアカデミー賞受賞者達からの信頼も厚い。チェリストとしてのキャリアは、首席奏者として、上海フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤルフィルハーモニー、ハワイシンフォニーなど世界各国数々のオーケストラと共演するなどソリストとしても実績をあげており、カーネギーホールやリンカーンセンターなど世界的なコンサートホールでの演奏回数は枚挙に遑がない。16歳でジュリアード音楽院に入学して以来、アデルのレジデント公演、オデッサの最後のライブパフォーマンスとなったツアーへの参加、ビリー・アイリッシュやチャンス・ザ・ラッパーとの共演など、彼女の開花したキャリアは大きなパフォーマンスで満たされている。アジア初のジョン・ウィリアムズ楽曲のプレミア演奏会において、ソリストとして招待され、東京フィルハーモニー交響楽団とサントリーホールで演奏し、⽇本デビューを果たした。2017年のグラミー賞にノミネートされたデミ・ロヴァートの5thアルバム『Confidence』や、2022年のグラミー賞を受賞したダナエ・ザンテ・ヴラスのアルバム『Mythologies』にソリストとして参加。スポークスパーソンとしても知られており、ロンドンでTEDxトークを行い、ローレンス大学での基調講演やハーバード大学にも招かれている。また、ハーバード大学のSTEAMの音楽監督兼コラボレーターでもある。2014年にドイツのViolin Assetsとスポンサー契約を結びイタリアクレモナのチェロ(1835年製)を譲り受ける。
■OFFICIAL
Website:https://www.erumatsumoto.com/
Instagram:https://www.instagram.com/erucellogirl/
YouTube:https://www.youtube.com/@EruMatsumoto