能登半島地震から丸2年、音楽と映像で輪島の伝統工芸と人々の強さを世界へ発信
2025年2月にグラミー賞を受賞した、アメリカ育ちの日本人チェロ奏者・エル・マツモトが参加する復興支援プロジェクト「輪島の響プロジェクト」は、本日、「輪島の響 スペシャル映像」を世界に向けて公開した。本映像は、2024年1月1日に発生した能登半島地震から丸2年の節目にあわせて制作されたもので、輪島の伝統工芸と、困難に向き合いながら歩み続ける人々の強さを音楽と映像で伝える作品となっている。
「輪島塗のチェロ」とともに届けた、特別なコンサート
「輪島の響プロジェクト」は、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受け、2年経つ現在もなお多くの人々が仮設住宅での生活を余儀なくされている石川県輪島市において、音楽の癒しの力で心の復興を支援するとともに、輪島が誇る文化と人々の姿を世界に発信することを目的に発足した。本プロジェクトには、国際的に活躍するエル・マツモトが参加。2025年10月26日(日)には、輪島中学校にて無料招待コンサートを開催した。
このコンサートでは、震災により作業場が崩壊した石川県輪島市の大徹八井漆器工房から、地震発生から約1か月後に無傷で発見された「奇跡の輪島塗チェロ」を使用。世界的チェリストであるエル・マツモトがそのチェロを演奏し、ピアニスト・斎藤 龍とともに特別な音楽の時間を届けた。震災発生時には避難所として使用されていた、コンサート会場の輪島中学校体育館には石川県内から多くの来場者が集い、輪島市長も参加するなど、心温まるひとときとなった。
音楽と映像で紡ぐ、輪島の現在と未来
今回公開されたスペシャル映像には、10月に開催されたコンサートの様子に加え、日本が誇る伝統工芸・輪島塗が生み出される工程を収録。輪島塗職人たちの美しい手さばきが印象的に映し出されている。さらに、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で展示され話題を集めた、直径約1メートルにおよぶ輪島塗大型地球儀「夜の地球 ― Earth at Night」(石川県輪島漆芸美術館所蔵)をバックに、エル・マツモトが奇跡の輪島塗チェロを演奏する様子も収録。漆黒と金が織りなす、輪島塗ならではの繊細かつ重厚で荘厳な美しさが映像に刻まれている。これらの映像を、輪島中学校にて開催された「輪島の響コンサート」で演奏された輪島塗のチェロでの音色を軸に一つの作品として編み上げ、日本が世界に誇る重要無形文化財である輪島塗の素晴らしさと、人々の強さを世界へ届ける映像作品が完成した。
<音楽>
鳥の歌 輪島の響 コンサートバージョン(2025年10月26日 輪島市立輪島中学校 公演)
チェロ:エル・マツモト
ピアノ:斎藤 龍
<輪島塗チェロ>
大徹八井漆器工房
<後援>
石川県 / 輪島市 / 輪島市教育委員会 / 輪島市文化協会 / 輪島商工会議所
<協力>
輪島市立輪島中学校
石川県輪島漆芸美術館
輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」
(石川県輪島漆芸美術館蔵・輪島塗技術保存会制作 2022年完成)
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